先月、阪急阪神ホテルズから火を吹いた食品偽装問題が、ここへきて各地のホテルやレストランに波及して謝罪ラッシュの様相を呈しているワケで。なんだろう、この我も我もと乗るしかないこのビッグウェーブに~的な破廉恥極まる感じは。明らかに最初から把握してただろうにってか、トップダウンでやってただろ・・・。「ギソーではありません。ゴヒョージです!」ああ、見苦しい。まぁ、僕はそんな高級ホテルやレストランで食事する機会なんてこれまでもこれからもないんだけどね。しかし消費者も舐められたもんだよな、所詮味なんて分からないグルメ気取りの半可通ばかりだってさ。以前、「芸能人格付けチェック」とかそんなテレビ番組で、セレブ枠のタレントが、ブランド牛vsスーパーの牛肉に牛脂を注入したもの、高級魚vsその代用魚、などのブラインドテストをさせられていたが、見事に間違えまくってんだわ。あたかもそれっぽいものを口にした時、どんなに舌が肥えていても、味覚以外の視覚、嗅覚なんかの情報に左右される部分が大きいのだろうね。セレブですらこの体たらく。パンピーなら何をか言わんや。この世に「っぽいモノ」が蔓延るのも当然だわな。消費者が安価なモノを求めるが故に、って事情もあるのだろうし。こりゃ普段口にするあれもこれも「っぽいモノ」って思った方がいいな。とかく僕の様な乞食の身だと、加工食品を食べない日は無いワケで、「っぽい」謎肉、「っぽい」謎魚を日常的に摂取してしまっているのさ。シシャモなんてどうだ。スーパーで子持ちシシャモとして売ってるのは、シシャモとは名ばかりの代用魚カラフトシシャモなんだ。本物のシシャモとは姿形、大きさが全然違うまるで別物。それでも僕がシシャモとして食べたことがあるのは、そのカラフトシシャモでそれがすべて。本物のシシャモなんて高くて食べたことがない。世の中を見渡せば一事が万事、こんなところだろうよ。貧乏人は「っぽいモノ」を前に口を噤むしかない。ま、安くて安全でそれなりにおいしけりゃそれでいいわ。金持ちのヒト達は大いに地団駄踏んでくださいな。

 

昨日はフェデ・アルバレス監督作「死霊のはらわた」を鑑賞。サム・ライミ監督作同タイトルのリメイク。リメイクとは言ったものの、山小屋、そこへ集う若者たち、悪魔憑きなどの基本的なコンセプトが共通しているだけで、かなり異なったスプラッター・ホラーに仕上がっている印象。懐古厨を黙らせるにはこの方が良いのかも知れんね。原作に垣間見られたある種のユルさは鳴りを潜め、全編シリアスでガチ感が漂う。R18指定なだけあって、スプラッターな演出は良い塩梅に際どく、グロ描写もそれなり。腕チョンパや口裂き、チェーンソーでバッサリ、出血ドバドバetc... ストーリーは荒唐無稽であってないようなものだが、演出の一つ一つに目を見張るモノがあり、とにかく映像から受ける迫力は凄い。VFXと実物の判別ができないくらいの説得力。ハリウッド・メジャー作品でここまで潔くスプラッターしてる作品って最近じゃ少ないんじゃないかな。続編も製作されているとのことだが納得のデキ。いやぁ、面白かったわ。